屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

山越ゆる風の唸りに明日思う

拝啓

張り出した高気圧で晴天続きの屋久島。登山は快適な様子ですが、はるか南の海で停滞していた台風24号は熱低になったものの25号はいまだうろうろ。その間にまた二つの熱低が発生。その影響でか島の周囲の海はしけ模様。釣りや海でのレジャーを楽しみにご来島のお客様には残念な天候が続いています。

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同じ場所で同じ雨風を受けながら同じ一日一年を過ごしていても、人の暮らしはそれぞれで、春には島のあちこちで新たなお店ができたと思えば、この秋『屋久島丼紀行』でご紹介したお店が、二店も休業に。

屋久島丼紀行 第7回-思い通りの親子丼と思いがけない海老丼でご紹介した「モンステラ」さんは縮小した養鶏も止めて無期休業に。

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移住前からあれこれ指南して下さったご夫婦に感謝の意を捧げながら、食べ納めのオムハンバーグをいただきました。

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もう一軒屋久島丼紀行 第5回ー安房の麻婆丼でご紹介した「萬来軒」さんは10月に入ってからお店が開いておらず、どうしたのかと気に掛けていたのですが……

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ビッグコミックやビックコミックオリジナル、南日本新聞を脇に置いて島独特の味付けの定食をいただくこともしばらくできない様子。

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休業の事情は分かりませんが、立派な店構えが何やら切なく見えてきます。

その一方で、安房のAコープでは店主急逝のためとじた寿司屋跡が改装工事中、原集落の端では建設途中のJAZZ喫茶の基礎工事が済んだ様子。

人と同じようにお店も街も、こうして新陳代謝や世代交代を繰り返していくのでしょうね。

さてさて、10月19日に開業4周年を迎えた六角堂も明日はどうなることやら。

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敬具