屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

隔てなく人を抱かん益久の島

拝啓

GW前後から島に新しいお店が開店したり見慣れない看板が立っているのをそこここで見かけます。

湯泊のゲストハウス「月の港」さんの県道脇看板の隣には「CREATION HOUSE YADOKARI」の看板が。

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クリエーションというからには何かを体験させてくれるのかと思って覗きに行きました。玄関で「こんにちは!」と声をかけるものの返事がなく、扉を開けて「こんにちは!!」と呼びかけると、キャピキャピの若い娘さん二人が現れて「私たちタレントなんですけど、今ここで『屋久島プロジェクト』というのをやっていてYOU-TUBEでみれるのでみてくださ~い」とのこと。

六角堂に戻って早速パソコンを開いてみると………


屋久島の受容力というか多様性の包容力を再確認できました。

島の観光客といえば縄文登山やもののけトレッキングばかりの様にも見えますが、六角堂にゆったりご滞在くださるお客様の中には磯釣りや船釣りを楽しまれるお客様いらっしゃいます。そうしたお客様から先日頂いたのが40cmほどのイシガキダイ。

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イシダイの仲間で、成長すると80cmほどにもなるという釣り好きにはたまらない魚だそうです。

ハラワタを出して一昼夜氷水に浸して熟成させ、こんな感じに料理しました。

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右上は刺身と皮の湯引き。左下は庭で育てているローズマリーやカレーで使うスパイスをたっぷり使ったオーブン焼きです。

都会を離れてしばし訪れる者にも、島に移住して新たな暮らしを立てる者にも、屋久島は分け隔てなく何かをもたらしてくれるようです。

敬具