屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

神々と湯に浸りたる島の旅

屋久島のえべっさん巡り  第10回(追加編)  一湊の村恵比寿さん
前回までの「屋久島のえべっさん巡り」で参りそこねていた一湊の村恵比寿さんを紹介します。

拝啓

4月に入って雨の日の続く屋久島。木の芽流しの第二弾のような雨で、先日は雷もなって瞬間的な停電が二回ほど起こりました。

そんな中、六角堂にご宿泊下さったお客様のご希望により、一湊の「矢筈嶽(やはずだけ)神社」にご案内いたしました。その途中、前回までの恵比寿さん巡りで訪れられなかった「一湊の村恵比寿さん」に立ち寄りました。その行程の一部をご紹介します。

ところでなぜ「矢筈嶽神社」なのか。そこは屋久島を通過する「レイライン」(ley line=1921年にイギリス人のアマチュア考古学者アルフレッド・ワトキンスによって提唱された「古代の遺跡には直線的に並ぶよう建造されたものがある」という仮説の遺跡群が描く直線のこと。日本各地で「発見」されています)に位置する神社で、スピリチュアルなパワースポットにご興味をお持ちで屋久島を訪れるお客様にはよく知られた場所のようです。

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屋久島の神社 より画像借用させていただきました。

ご案内の一番は山幸彦(火遠理命=ほおりのみこと)や木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)をお祀りしている宮之浦の益救(やく)神社に参拝。(山幸彦と海幸彦の神話については http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E5%BD%A6%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%B9%B8%E5%BD%A6 をご参照ください)

境内にはまだ桜が咲き残っていました。

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境内の脇には神仏混淆と廃仏毀釈の名残の仁王さん。まるでお地蔵さんのように前垂れを掛けられているお姿がなんとも言えない風情です。

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宮之浦から車で走ること約15分、一湊の矢筈岬にある一湊灯台を見学後、矢筈嶽神社に到着。

矢筈嶽神社は岬の西側の斜面を下った海岸の岩場にあります。
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拝殿の裏、洞窟の奥に本殿はあります。洞窟は種子島まで続いているという伝説もあるそうです。

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参拝後、せっかくなので西部林道を通って時計と逆回りに島を半周して六角堂まで戻ることに。その道すがら私の目的地「一湊の村恵比寿」さんにお参りしました。

この「屋久島えべっさん巡り」の第八回では一湊の漁港の脇にいらっしゃる浜恵比寿さんを紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/honeycomcabin/13018138.html)しましたが、今回は集落の中の村恵比寿さん。

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ガジュマル通りと名付けられた径に祠はありました。

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とてもふくよかで福々しい木彫のお姿です。

一湊を後にしてウミガメの産卵地永田のいなか浜に立ち寄り、西部林道を通ってヤクザルやヤクシカに挨拶をし、大川(おおこ)の滝

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その後、お客様は平内の海中温泉に入浴。ここには「湯ノ神」が祀られた神社があります。

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屋久島の雄大な自然やスピリチュアルな世界や温泉にどっぷりと浸かられた一日。

これから島を訪れて下さるお客様にも、島の自然や文化を満喫していただければ幸いです。

敬具