屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情 第25回 春雨に煙る木立のカツカレー 「縄文登山のカレー」

拝啓
 
この数日、木の芽流しの雨が降り続き、今日の午後は屋久島空港を発着するJACの飛行機が欠航となっています。
風が吹けば船が止まり雨雲が低く垂れ込めば飛行機が欠航し、離島の暮らしは難儀なものです。
 
とはいっても県道を走れば色とりどりの花が目に留まり、空港近くの永久保集落の辺りに咲く柴木蓮の花も散り初め、いよいよ観光シーズン目前です。
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そこで今日は、縄文登山の入り口「屋久杉自然館」の脇にある「杉の茶屋」のカレー紹介です。
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登山バスの停留所のすぐそばに杉木立に囲まれて「杉の茶屋」はあります。
ここで食事をする地元民はガイドさんでも少ないでしょうから、ここのカレーはほぼ100%観光客用。
屋久島の自然を満喫できる茶屋のカレーは、鹿児島産の豚を使ったカツカレー。
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サックリしたトンカツはしつこくなく、甘味の強いカレーはいかにも屋久島風でした。
 
広い店内にお客様はまだまばら。
次の土日は春分の日で連休。雨風に遮られることなく、たくさんのお客様が島を満喫してくださることを願ってやみません。
 
敬具
 

 
これまで紹介した「屋久島カレー事情」インデックス
 
第24回 春の午後カレーも香り桜咲く 新しい春のカレー
  尾之間 お食事処「春」(リニューアル店)
第23回 県道に萌え出づる春カレーあり 年季の入ったかわいい系喫茶店
  小瀬田「花鈴」
第22回 花咲ける島のカレーに恵比須顔 島に溢れるなんでもありの多様性
  安房屋久どん」
第21回  雲間より漏れ出づる陽のカレーかな 輝くカレー
  安房「島・しまキッチン」 ※2015年閉店
 
※ 番号の重複をご容赦ください

第21回  対岸に香れるカレー求めけり 海を渡って
  鹿児島市 チチビスコスリランカ かごしま
第20回 どんぶりに残せる鹿よ悪しからず たしかにしか
  宮之浦「カフェ・ヒトメクリ」
第19回  寒中の陽だまりすくう金曜日 金曜はカレーの日
  宮之浦「陽だまり」
第18回  小寒の温かなるビーフカレー 家路
  安房「和が家」
第17回  新年のカレーで初心立ち返る 求めるものは店それぞれに
  宮之浦「洋食の寺田屋
第16回  冬空に一人向かいてカツカレー カァッツ!
  小瀬田「愛子亭」 ※2015年閉店
  春牧「ふれあい」
第15回  幻のカレーやいずこ天狼星 ここは屋久
  安房「萬来軒」
第14回  冬の海眺めてカレー食らう午後 海の見えるカレー
  宮之浦「Bay's Caf'e Jane」
  安房「和茶灯(わさび)」
第13回 食べることそれは生のあかしなり 木枯らしの吹き荒れる海ボンカレー
  陳列棚のカレー 2
第12回 穏やかな秋のバザーにカレーあり マイルドバザーカレー
  安房すみれ幼稚園
第11回  カレーには味も値段も決まりなし あっぱれなカレー
  原「ノマドカフェ」
  尾之間「モッチョムビュー トーン」 
  安房「田中屋」
第10回  一皿に カレーの美学 香り立ち アートなカレー
  麦生「屋久ヴィータキッチン」
  原「屋久ノマド カフェ」
第9回  賭け事は性に合わぬとシカトする 玄関口のカレー
  小瀬田「屋久島空港食堂」
  宮之浦「観光センター」
  陳列棚のカレー
第7回  南蛮の香り受け継ぐカレー蕎麦 熊毛郡ゆかりの南蛮蕎麦
  宮之浦「楓庵」
  安房「きらんくや」
第6回  カレーから立ち現れし店の主 レストランのカレー
  安房ファミリーレストランかもがわ」
  安房サンパウロ
  原「オリオン」
  安房「よろん坂」
  尾之間「トーン」
第5回  カレー屋と聞けば目覚める腹の虫 カレー専門店
  小瀬田「屋久島カレー茶房 ハイビスカス」
  宮之浦「カレー専門店 屋久島カレー グロース」
  安房「カレーと多国籍料理の店 Amara」
第4回  手で割って頬張る楽しさカレーパン カレーパン事情
  宮之浦「ひらみ屋」
  安房「ヒロベーカリー」
  安房「しいば」
  尾之間「Pain de Sucre パン・ド・シュクル」
第3回 風を待つ街にカレーの風が吹く 「本格」「印度風」ばやり
  島外のカレー
第2回 一皿の命の旨味有難し 樹林のオーロラカレー
  小瀬田「樹林」
第1回 独りでもカレーが繋ぐ人の縁 萬萬亭の500円カレー
  小瀬田「萬萬亭」