屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

厚切りのベーコン旨し春の鍋

六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブの次回営業は3月1日(日)・2日(月)。
3日(火)は臨時休業。代わりに2月28日(土)「センチメンタルシティロマンス中野督夫 屋久島LIVE」(http://blog.goo.ne.jp/honuyakushima/e/12d2aeb32ad32b49340be0c5711e727e)出店いたします。

3月第二週8日(日)・9日(月)・10日(火)は都合により休みさせて頂きます。


拝啓

屋久島の菜種梅雨「木の芽流し」が始まったのでしょうか。春の嵐の後には20℃を超えるほど気温が上がったかと思うと、一転肌寒い曇り空になったり。それでも、買い物に行った小瀬田辺りと比べると六角堂のある麦生はとても温暖です。

さて、週が変われば早いものでもう3月。お雛様を飾っていらっしゃるお宅も多いかもしれませんが、六角堂では年中、美人マスコットの「静さん」がお客様をお出迎えしております。

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3月初めの営業は1日(日)・2日(月)の二日間だけですが、定番キーマと豆カレーに加えて、週替りカレーは島の無人市で盛りの野菜にムキエビを加えた野菜カレーをご用意いたします。島の旬をお試しください。

さて、『今週のおすすめ絵本』「ぶたさん」です。なぜ3月初めが豚なのかというと、なんと3月1日は「豚の日」なのです。嘘だと思う人は次のHPをご参照下さい。

イスラム教徒にとっては卒倒するような日かもしれませんが、とりあえずアメリカので始まった記念日のようです。日本ではメジャーでない豚の日ですが、鹿児島県黒牛黒豚銘柄販売促進協議会は1998年(平成10年)に9月6日を「鹿児島黒牛・黒豚の日」と定め、鹿児島県産の黒豚の販売促進キャンペーンを実施しているとのことです。

そこで、鹿児島県の屋久島にある六角堂スパイシーブックカフェ・イートハーブですが、ポークカレーのかわりに豚さん絵本特集。六角堂「明冥文庫」にはぶたさんが主要な登場人物になっている絵本は10冊ほど。今日はそのうちの4冊を紹介いたします。

■『ぶたのしあわせ』
作:ヘレン・オクセンバリー、訳:矢川澄子、発行:文化出版局1974年4月20日初版

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広々とした農園に住んでいながら「文化的」な生活にあこがれて憂鬱に暮らしていた夫婦のぶたさんが、泥の中から宝石を見つけて大金持ちに……
※英語版もご用意いたしております。

■『ぶたばあちゃん』
作:マーガレット ワイルド、絵:ロン ブルックス 、訳:今村葦子、発行:あすなろ書房1995年9月30日初版

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生きることと愛すること、あたえることと受け取ること、ぶたばあちゃんの死を通して様々なことを教えてくれる絵本です。しみじみ味わってください。

■『明かりを消して』
作:アーサー ガイサート、訳:久美沙織、発行:BL出版 2006年8月10日初版

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「8時になったら、あかりをけして」とママに言われたものの、真っ暗な部屋ではこわくて眠れないちいさなコブタはとてもすてきな工夫しました。それは……

■『もしもこぶたにホットケーキをあげると』
文:ローラ ジョフィ・ニューメロフ、絵:フェリシア ボンド、訳:青山南、発行:岩崎書店1999年9月27日初版

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もしもこぶたにホットケーキをあげると、シロップも欲しいときっと言う。シロップをかけてあげると、体がべとべとしてきて、多分お風呂に入りたがる……それでいったいどうなるのでしょう。

いよいよ春本番の島の午後、お気に入りの一冊を手に取りながら、新作の焼き菓子などをお召し上がりいただければ幸いです。

敬具

PS.
試作中のタンカンフレッシュジュースとラム酒のカクテル。その名は「益救島パイレーツ」。屋久島の海から湧き上った水蒸気が雲を成し雨となり育て上げたタンカンと、カリブ海の海賊が愛飲したラム酒の合体。略して≪ヤクパイ≫でどうでしょう。