屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

島人に福を招くや落花生

拝啓
今日2月1日は平内の「屋久島サウスビレッジ」(https://www.facebook.com/YakushimaSouthVillage)さんのプレオープンイベント。一時過ぎに出掛けてみると、県道の入り口から車がずらり。大変なにぎわいでした。

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イベントに出店されていた食べ物屋さんはすべてSOLD OUT!

けい水産さんや焚キャンドルさんなど知り合いのお店も何店か出店されていて、ぐるりと一周冷やかしだけして帰りました。

帰り際、小島地区のシドッチ神父上陸記念カソリック教会の入り口にある畑にはヒマワリが咲いて、何組もの子供連れのご家族が穏やかな日差しのもと、花見がてらにお弁当を食べていらっしゃいました。

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この2月にヒマワリが咲いているだけでも不思議ですが、ヒマワリと一緒に菜の花が咲いているところが屋久島ならの風景です。

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のんびりとした景色を後に尾之間のAコープによると節分セール。入り口のすしコーナーには「太巻き丸かぶり」と大きな掲示。

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関西では「恵方巻き」と呼ばれていますが、そもそもの起こりはよく分からず、大阪のあきんど魂が世に広めたもののようです。

Wikipediaによれば昭和20年代、土用の丑の日に鰻を食べる習慣に対抗して大阪鮓商組合が「節分の丸かぶり寿司」の風習復活を画策、昭和30年代に「元祖たこ昌」が海苔販売促進に恵方巻を考案、昭和40年代に大阪の海苔問屋協同組合とすし組合が連携して普及を始め、平成10年にセブン-イレブンが「丸かぶり寿司 恵方巻」として売り出したことから全国に広まったとのこと。

屋久島では、いつからこの「太巻き丸かぶり」が始まったのでしょうか。

それともう一つ不思議な光景。節分と言えば豆まきですが……炒った大豆ではなく落花生(殻つきピーナッツ)つめ放題のセール。

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名古屋に生まれ京都で長く暮らした私にしてみれば豆まきの豆は「大豆」に決まっていました。東北では落花生をまくと聞いたことがありましたが、屋久島でも落花生とは驚きです。これもまた、いつごろから島で始まったのでしょうか?

なにはともあれ明後日は立春、節分。皆様のところにも六角堂にも福が舞い込むことを願ってやみません。

敬具