屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

寒空にまぶたを閉じる明けの月

拝啓
 
明日20日は暦の上では大寒ですが、今日も穏やかにほっこり明けてしみじみ暮れた一日。
 
穏やかな午後には三々五々お客様いらして下さりほっと一安心。赤ちゃん連れのお客様も二組。「子供が生まれてからこんなにゆっくりできたのは初めてです」とおっしゃっていただけたことが何よりでした。
 
今朝、日の出前の真珠色した東の空には新月(朔月)前の細い細い月が掛かっていました。
 
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NikonD80にTAMRONの300mズームレンズを付けて手持ちで写すとぶれてしまいました。このカメラを買った10年ほど前には、もう少しましに写せたのですが、年には勝てません。
 
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それでもぶるりと揺れて、昇る朝日に消え入りそうな月の姿にいじらしさを感じます。昼の空に月が掛かっていることなど、日食のときでもなければ気付く人はほとんどいないでしょう。輝くものにかき消されて見えなくなっていても、そこに確かに存在している。それは地上のヒトの世界も同じです。
 
六角堂香草食堂スパイシーブックカフェ・イートハーブは明日も夜7時まで、ぼちぼちしみじみ営業いたしております。
 
ご用意できるカレーの数には限りがございますが、ホットサンドやコーヒーをゆっくり召し上がって頂ければ幸いです。
 
敬具