屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島カレー事情 第14回 冬の海眺めてカレー食らう午後 海の見えるカレー

拝啓
 
今日はドンヨリ曇り空だったのが、午後からは氷雨ぱらつく冬の空模様。ただ昨日の屋久島麦生は久しぶりに終日晴れて、軒下のベンチで日向ぼっこをしていると、ぬくぬくというよりジリジリ陽射しが肌を刺すようでした。
 
そんな小春日和の午後は、ちょっと買い物ついでに遠出して、ゆっくりコーヒーでも飲みたくなります。そこで車を走らせて……
 
宮之浦屋久島環境文化センター「Bay's Caf'e Jane」(http://r.gnavi.co.jp/44vszj480000/?sc_aid=plan_alli_allexcite)さんへ。
遅がけだったせいか店内に他のお客様はおらず、宮之浦港の見える席でゆっくりメニューを眺めると、あるじゃないですか「オリジナルカレーセット ヨーロピアンスタイル」が。
そこでコーヒーは後回しにしてカレーを注文。
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カレーはフルーティーな甘みが強いドロトロタイプ。カッテージチーズの載ったコーン入りピクルスと共に、何故だかカップにはタイカレーが添えられていました。
野菜の少ない冬場にはこうした工夫もありかもしれません。
 
せっかく久しぶりによそでカレーを食べたのだからと思って、帰りがけに安房港の海べり如竹通りに面した喫茶店・お食事処「和茶灯(わさび)」さんに寄って、暖簾を初めてくぐりました。
 
趣味の濃い焼き物が店内に置かれた落ち着いた趣、もう夕暮れで此処もお客は自分一人。安房港の見える窓際に席を取りました。
そして海を見ながらなので「シーフード焼カレー」を注文。
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青地の器と焼カレーのチーズの黄色がとても色合いよく、カレーの真ん中に隠れた半熟卵のとろみがカレーの優しさにこくを加えていました。
屋久島だからでしょうか、シーフードの中心はイカのゲソでした。
付け合せのサラダは、気のせいかほんのりワサビ風味。ご馳走様でした。
 
そうそう、先ほど久しぶりによそでカレーと書きましたが、先週は平内「naa yuu cafe」(http://charu.air-nifty.com/naayuu/naa-yuu-cafe.html)さんで、その日はキーマカレーの「な~ゆ~日替わりプレート」を頂いておりました。
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キーマカレー、付け合せの里芋の素揚げ、キャベツのマリネ、大根とにんじんのスープ。
どれもがとても穏やかで、ゆるゆるした午後の雰囲気を楽しませて頂きました。
 
周囲100㎞の島のあちこちで、まだ食べていないカレーが待ってくれているかと思うと、島の冬も退屈することはなさそうです。
 
敬具