屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

海風に甘く香れる金木犀

拝啓
 
昨日の明け方は久しぶりに雨が降りましたが、日中は明るい日差しが降り注ぎ、庭仕事をすると汗が流れました。母屋のデッキで一休みしていると水平線の手前を大きな客船が横切って行きました。
 
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屋久島に立ち寄った後、沖縄にでも行くのでしょうか。
 
静かで穏やかな庭では、秋の日差しを浴びて山茶花が咲き始めています。
 
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その脇には、台風でかなりの葉が散って心配していた金木犀が花をつけ、甘い香りを放ってくれています。
 
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その下に季節外れの紫陽花が申し訳なさそうに咲いているのがいかにも屋久島らしい風情です。
 
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台風18号の後に収穫し、食堂に吊るした島バナナも黄色く色づき、そろそろ食べごろになってきたようです。
 
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吊るす時に初めて気付きましたが、なりそこなった小さな房が愛らしく付いていました。
 
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六角堂のコテージには一か月ご滞在中のお客様がいらっしゃいますが、次の日曜日からは3週間ご滞在のお客様もお迎えします。
 
屋久島と言えば縄文杉、登山と言えば夏と思い込んでいらっしゃる方も多いかと存じますが、登山やシーカヤックは今からが一番の季節。海の中も透明度が上がり、六角堂のお客様もスキューバダイビングを楽しんでおられます。
 
どうぞ秋の落ち着いた島の風情を満喫しに、ふらりとお出で下さい。
 
敬具