屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

波高し 狸親爺の気もそぞろ

拝啓
 
ただいましばし島を離れているだけに、台風8号の影響が一層心配されます。
 
日本の領土には本州も含めて6,852島あるとか。(http://www.pref.kagoshima.jp/ac07/pr/shima/seika/documents/ritou-seika1-1.pdf
 
その内、沖縄・奄美・小笠原を除く地域の254島が「離島振興法」によって何らかの「対策」がとられ、そこに暮らす38万人ほどがその恩恵を受けているというのが国土交通省の説明(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/ritou_yuusiki/dai02/2.pdf)ですが、所用で島を離れてどうやって戻ろうかと頭を抱えている者がいることを、霞が関の国土交通省の離島担当者は、たぶん想像すらしていないことでしょう。
 
小さな島には飛行場もなく、頼りになるのは船ですが、その便はお天気次第で不安定なものです。
 
屋久島と鹿児島を結ぶフェリー屋久島2や高速船トッピー&ロケットも波が高くなると欠航することしばしばですが、屋久島本島とその沖合に浮かぶ火山島口永良部を結ぶフェリー太陽となるとなおさらです。
 
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それでも波風の立たない時には大事な島民の足。それが点検でドッグ入りとなると代船が用意されます。7月4日に六角堂のお客様が口永良部に渡られる時もそれでした。通常と運行時間も異なると防災無線が伝えるので、町のWebページで確認すると次のようなお知らせが。
 
・期日 平成26年7月2日(水)〜4日(金)3日間
・代船「海友生丸」(みゆき丸)
・運航時間 口永良部港  11:00発 → 宮 之 浦 港 12:20着
           宮 之 浦 港 13:00発 → 口永良部港  14:20着
・旅客定員  11名(車両航送不可)
 
定員11名とは……。不安を抱きながらお客様を宮之浦港までお連れするとフェリー屋久島2と並んでみゆき丸は岸壁に繋がれていました。小型漁船。
 
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それから二日経った7月6日、フェリー太陽は無事航路に戻るはずでしたが台風8号の影響ですでに欠航。気象庁の台風情報によれば……
 

<09日21時の予報>
強さ非常に強い
存在地域九州の西
予報円の中心北緯 32度25分(32.4度)
東経 129度05分(129.1度)
進行方向、速さ北北東 25km/h(14kt)
中心気圧945hPa
中心付近の最大風速45m/s(85kt)
最大瞬間風速60m/s(120kt)
予報円の半径460km(250NM)
暴風警戒域
全域 650km(350NM)

 
このまま進むと今週半ばにはフェリー屋久島2も高速船も欠航が予想されます。
 
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今回の台風8号の名前は韓国が用意した「ノグリー」で「たぬき」という意味だそうです。韓国には1982年に発売された韓国型たぬきうどん「ノグリラーメン」なるものがあるそうで、さっぱりした辛味のスープとシコシコ麺タイプ。うどんスープ味に昆布まで入っていて、 韓国ではすごく人気があるラーメンだとのこと。
 
たぬきラーメンは食べてみたいですが、たぬき台風のご来島はご遠慮申し上げる次第です。
 
敬具