屋久島六角堂便り~手紙

自然と人が織りなす屋久島の多様性を屋久島六角堂から折々にお伝えします

屋久島ラーメンの細道

島のラーメン、チャンポン、冷麺食べ歩き記事

屋久島スパゲッティ巡り 南の六店(ラーメンの細道・うどんドン特別編)

拝啓 気付けばもうはや二月如月。 予定では十日ばかりの車中泊の旅の帰路についているはずだったのですが、寒波来襲でフェリーは連日欠航、九州・本州の道も積雪の恐れでいったん出島断念。 電池は切れてスイッチはさび付き接客従業員とグータラ…… グダグダ…

リンゴブギウギ ⑩ man_tenラーメンとKiina-de-ma_noアップルパイ+Smailey(屋久島ラーメンの細道第51回&屋久島ボンボンポイ第80回)

拝啓 昨日からの強風は終夜続き、フェリーに加えて高速船も欠航。 フェリー2でご帰郷予定のお客様は前日から延泊を決めていらっしゃったので、今朝は遅起き。 今日は通院の長い1日となるので原までひとっ走りし、 「つむコロキッチン」さんの「チャーシュ…

屋久島ラーメンの細道 第50回 冬が来たのにブタブタコブタがいないから ブタ入りラ王ゆず塩ラーメン

拝啓 全国的に冬型の気圧配置となった昨日から、 屋久島の物流の要「フェリー屋久島2」は二日連続荒天のため欠航。 飛行機でご来島のお客様も着陸時に飛行機が風に煽られてヒヤッとされたご様子。 そんな寒波が到来した六角堂の庭では、 冬を越すための様々…

屋久島ラーメンの細道 第49回 週慣クビツリハビリの後は丼縁起 絆と龍鳳とランチボックス

拝啓 春先からずっと、六角堂の母屋やコテージのこまごました木工・左官・剪定作業を。 その最後の作品が花台付きのポスト。 正面には六角堂のマスコットのヤギさんの首。 これを作り終えたのが6月半ば。 約四か月にわたる木工作業や庭仕事で疲労が溜まった…

屋久島Pork Song 第5回 & 屋久島ラーメンの細道 第48回 チャーシューになった豚 全六匹

拝啓 小瀬田(長峰)の「ラーメンLAB たぶ川」さんでいつも頂く台湾ラーメンを注文しようとした瞬間、 「そうだ、チャーシューも豚なんだ」と再認識。 しかしたぶ川さんにはチャーシュー麺はなし。 そこで、 『台湾ラーメンのチャーシュー増し+ミニチャーシ…

屋久島ラーメンの細道 第47回 uta そして屋久島ラーメン31の器一覧

拝啓 先月、さよならした松峰の「こしば」さんが、 6kakudo-tegami.hatenablog.com 12月17日、安房の旧鹿児島銀行建屋に新規開店。 なんとカラオケボックスの併設ラーメン屋。 その名も「uta」さん。 店内に入ってまずびっくりしたのは、その広さ。 銀行だっ…

さようならとこんにちは 2022 屋久島ラーメンの細道 第46回 こしば & 屋久然 & ウルトラ

拝啓 2022年11月、松峰(安房)で多くの住民や観光客に愛された「ラーメン こしば」さんが閉店。 馴染ませて頂いていた半チャーハン付き「サービスセット」とギョウザを食べ納めにまいりました。 閉店セールで煮卵とアイスコーヒーのおまけつき。 進化し続け…

島のキッチンカー 2022 屋久島カレー事情 第114回 &屋久島ラーメンの細道 第45回

拝啓 鹿児島では皆さん完全な冬の服装でコートやマフラーを身に着ける女性の方も見受けられましたが、屋久島ではさすがにそこまでは。 それでも例年にない寒さに加え、降り続く雨で気も塞ぎがちになりますが、 元気にお店を開いているキッチンカーを見ると励…

屋久島ラーメンの細道 第45回 薬味で大変身 アゴだし潮ラーメン 尾之間 サンキュー食堂

拝啓 鹿児島県内では、 ウクライナからの避難民受け入れの意思表示をした市町村が続出。 一方、世界の危機に揺るごとなく、島内の事情を伝え続ける島の防災無線。 お知らせ-防災行政情報無線|人と自然と。世界自然遺産屋久島 そんな初夏の屋久島に新たなラ…

屋久島ラーメンの細道 第44回 ご異論は承知の上でフォー 長峰 mori cafe stand

拝啓 ラーメンとは、中華麺とスープを主とし、様々な具(チャーシュー、メンマ、味付け玉子、刻み葱、海苔など)を組み合わせた麺料理。漢字表記は拉麺、老麺または柳麺。別名は中華そばおよび支那そば、南京そば。 Wikipedia より というラーメンの定義には…

屋久島ラーメンの細道 第43回 健在でした、厚切りチャーシュー麺 宮之浦 らーめん らんちぼっくす

拝啓 9月23日秋分の日。 コテージにお迎えするお客様の準備をした後、急いで出かけたのは宮之浦。 その目的の一つはラーメンで、もう一つはお萩。 今回はその一つ目をご案内。 実は8月の末、宮之浦の「らーめん らんちぼっくす」さんが閉店したのではと言う…

屋久島ラーメンの細道 第42回 コロナ禍に打つ次の矢は 宮之浦 がん太

拝啓 屋久島は連日の晴天。 ただ、空の色は何やら秋の気配も漂い、夜になれば鈴虫の音が響く六角堂。 そこで、冷やし中華も食べ納にしようと向かったのは、 宮之浦の「らーめん らんちぼっくす」さん。 以前ご案内した、あの昭和の香り漂うスタンダードなラ…

屋久島ラーメンの細道 第41回 胡麻だれ冷やし中華の優しさ 安房りんたろう&宮之浦 絆

拝啓 テレビがないのでオリンピック中継とも無縁。 屋久島では6月以降新規感染者もいないので、デルタ株とも無縁。 と思いきや、 8月7日午後16時40分、 島の防災無線が「本日、町内において新たに本町31例目となる1名の感染者が確認されました。」と臨時放…

屋久島ラーメンの細道 第40回 七夕に屋久島ソウルフード入り冷やし中華 宮之浦楓庵&安房かもがわ

拝啓 屋久島の特産海産物と言えば、首折れサバとトビウオ。 首折れサバは高級品なので日常の食卓には上りませんが、 トビウオはスーパーでも4尾250円ほどで売られている大衆魚。 六角堂の接客&予約担当従業員ニャーは、コテージの予約を取ると特別手当とし…

屋久島ラーメンの細道 第39回 ショコパンで夜も食べられる南の冷やし中華 たぶ川・あわほ・万福

拝啓 賛否両論のオリンピック開幕とコロナデルタ株の爆発的蔓延で右往左往の日本列島。 その片隅の離島屋久島は連日の暑さとは言え、海風山風のお陰で、夜はひんやりクーラー知らず。 それでも日中の暑さにへこたれた夕刻には、さっぱり酸味の効いた冷麺でも…

屋久島ラーメンの細道 第38回 椨川⤴楠川⤴小瀬田へホップステップジャンプのラーメン

拝啓 千尋の滝の駐車場裏。 昨年は3月末にしか咲かなかったソメイヨシノがすでに開花。 日毎に春めく屋久島ですが、 里のお店も開花の声が。 この「屋久島ラーメン紀行」の2020年最終回として昨年末にご案内した「ラーメンたぶ川」さん。 小瀬田(長峰)のSA…

屋久島ラーメンの細道 第37回 新年に新天地へ飛躍 楠川のたぶ川

拝啓 人の成長と同じように、お店の成長する姿を見るにつけ、何やら嬉しく元気をもらえるようにも。 この「屋久島ラーメンの細道」2020年の最後を飾るのはそんな島のラーメン店、 楠川にありながら発祥の地を冠した「たぶ川」さんのラーメン2種類。 「たぶ川…

屋久島ラーメンの細道 第36回 かた焼きに酢を掛けまわし暑気払い あわほと万福

拝啓 天気図を見ると、教科書に載りそうな梅雨前線の連なり。 一昨日から九州各地の豪雨災害で濁流に飲まれて亡くなられた方も多数。 痛ましいことに、今回の洪水でもまた特別養護老人ホームが被災。 避難所に駆け込まれた方々もコロナ災禍の最中、 例年以上…

屋久島ラーメンの細道 第35回 芯の通った冷やし中華で世直しを 屋久島ラーメンオリオン

拝啓 先日の豪雨の時は、六角堂を挟んで流れる沢も激流となり、 麦生港から臨むと、海に注ぐ様子はトローキの滝も顔負けの瀑布に。 そんな屋久島では荒木町長が明日7月1日から、 観光客の皆様の全面受け入れ開始を宣言。 観光立島屋久島のコロナ新ステージの…

屋久島ラーメンの細道 第34回 細道を巡りて眺む 島の明日

拝啓 島に移住してはや6年目、 これまで何度も宮之浦のお寺の麓にあるこの看板をちらみしつつ、 提灯に明かりがついて営業中となっているのに出会わずじまい ところが先日の夕刻、前を通ると明かりがともっており、 どうやら夜のみの営業なのだと得心。 そこ…

屋久島ラーメンの細道 第33回 即席麺編 レトルトに詰めたし島の心意気

屋久島ラーメンの細道 第32回 島外編 中段の構えでスラリめん一本より続く 全国各地の高速道路SAや道の駅、物産館、観光センターの陳列棚にはご当地即席めん(インスタントラーメン)が溢れています。 先日覗いた天文館の物産店にもずらり。 今回は、サバ節や…

屋久島ラーメンの細道 第32回 島外編 中段の構えでスラリめん一本

拝啓 新横浜ラーメン博物館の「鹿児島ラーメン - 全国ご当地ラーメン」の紹介によれば http://www.raumen.co.jp/rapedia/study_japan/study_raumen_kagoshima.html 鹿児島には琉球から伝わった豚食文化があり、豚骨中心のラーメンスープに抵抗が無かったよう…

屋久島ラーメンの細道 第31回 思いやる人に想いの募る春

拝啓 この数年、島の南部では「アゴ(飛魚)ダシ」や「サバ節」など魚介系の出汁を効かせたスープが売りのラーメン店も其処此処に。 第17回 打って出る・引いて蓄える (屋久島らーめん日高屋) 第29回 アゴダシに踊る鯖豚鶏チャーシュー(ラーメン屋久島オリ…

屋久島ラーメンの細道 第30回 チャンポンの響きを浜の波に聞き 永田の龍宮城

拝啓 平内の「気まぐれ厨房ギンガマン」さんに大阪から凄腕料理人がやってくるとの報をFacebookで知り ホントは秘密にしておきたい「倉庫中華」で脂っこい中国料理のイメージが完全に覆された https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/chimidoro/18-00043?fb…

屋久島ラーメンの細道 第29回 アゴダシに踊る鯖豚鶏チャーシュー

拝啓 立春も過ぎ、島の県道を彩っていた寒緋桜も葉桜になりつつある屋久島。吹き出す新芽の如く、昨年閉店した原の洋食屋「屋久島オリオン」さんが 2月7日、ラーメン専門店「ラーメン屋久島オリオン」としてリニューアルオープン。 初日は込み合うだろうと2…

屋久島ラーメンの細道 第28回 湯気立ちて昭和風味のUターン

拝啓 昨年末に看板が掛って、年明けに開店予定日が記されていた 安房の中華料理店「万福」さんがいよいよOpen。 開店初日、混雑を避けて昼の営業終了ちょっと前に伺ったのですが……テーブル席は満席。 カウンター席の端に腰を掛けメニューをつらつら。 最初に…

屋久島ラーメンの細道 第27回 ガジュマルの門をくぐらん麺の湯気

拝啓 この10月からスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』は日清食品の創業者夫婦をモデルにしているようで、開始早々から屋台のラーメンを啜る場面が頻発。 漫画deまんぷく https://www.nhk.or.jp/mampuku/manga/ そんな秋の一日、とある島のごはん…

屋久島ラーメンの細道 第26回 川を越え流るる店で汗を拭き

拝啓 八月もあと一週間終わりを告げる台風一過の屋久島は、海に立つ入道雲を見ることもなく、セミの鳴き声はデクレッシェンドしてまいりました。 そんな秋の気配が忍び寄る屋久島の椨川集落から楠川集落へ、先月移転オープンした「たぶがわ」さんを訪れまし…

屋久島ラーメンの細道 第25回 石一つ重ね置きたる道標

拝啓 台風5号マリクシ(フィリピン 名で「 速い」 )が島の南方をかすめて去った後、爽やかな天気が続く離島屋久島。こんな天気であれば森のトレッキングも沢登りやカヤックもさぞかし楽しいだろうにと思われるのですが、観光のお客様の姿はまばらで雨季休業…

屋久島ラーメンの細道 第24回 ジュダイマスターのフォース溢れる麺

拝啓 沖縄を飛び越えて奄美大島はすでに梅雨入り。屋久島も梅雨の走りのような雨雲で空も海も鉛色。リフォーム中の看板の色塗りを雨で中断されないかとやきもきしつつ、昼はズズッとラーメンでも啜ろうかと思い立って向かったのが春牧の「ヨロン坂」さん。 …